NVIDIAから新世代のグラフィックボード「GeForce RTX 50シリーズ」が発表され、これを搭載したゲーミングpc 5000番台に多くの注目が集まっています。
最新モデルの登場に心を躍らせる一方で、「RTX5000番台はいつ発売されるの?」「RTX5000番台はいくらぐらいするのだろう?」といった具体的な発売時期や価格に関する疑問は尽きません。
また、高性能なデスクトップ おすすめモデルを求める声がある中、コストを抑えたゲーミングpc デスクトップ 安いモデルを探している方も多いはずです。
BTOパソコン市場では、人気のガレリア ゲーミングPCのような魅力的な選択肢がある一方、「ドスパラPCだけはやめとけ」といった気になる評判も耳にします。
購入を検討する上で、果たしてコスパ最強と言えるモデルは存在するのか、そもそもゲーミングPCは何年くらい持つものなのか、といった長期的な視点も大切になります。
この記事では、これらのあらゆる疑問や不安を解消するため、最新のRTX 5000番台に関する情報を網羅的に解説します。
購入で失敗や後悔をしないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
ゲーミングPCの5000番台の性能と発売時期
- RTX5000番台はいつ発売?
- RTX5000番台はいくらか?
- RTX4000番台との性能比較
- コスパ最強モデルは登場するのか
- ゲーミングPCは何年くらい持つ?
RTX5000番台はいつ発売?

RTX 5000シリーズを搭載したゲーミングPCの登場を心待ちにしている方にとって、最も気になるのが発売日です。
NVIDIAの公式発表によると、RTX 5000シリーズは2025年の初頭から順次市場に投入される計画になっています。
具体的には、まず最上位モデルである「RTX 5090」と、その次に位置するハイエンドモデル「RTX 5080」が2025年1月30日に先行して発売されました。
その後を追う形で、より多くのユーザー層にリーチする「RTX 5070 Ti」と「RTX 5070」が2025年2月頃に発売される見込みです。
そして、最も販売台数が多くなると予想されるミドルレンジの「RTX 5060」および「RTX 5060 Ti」は、2025年の3月末頃にリリースされると予測されています。
このように言うと、全てのモデルが同時に手に入るわけではない点が分かります。
ご自身の予算や求める性能に応じたモデルがいつ頃発売されるのか、あらかじめ把握しておくことが購入計画を立てる上で鍵となります。
特にミドルスペックのPCを狙っている方は、春先まで待つ必要があるかもしれません。
RTX5000番台はいくらか?

新しいグラフィックボードの性能と共に、価格は購入を決定する上で非常に大きな要素です。
RTX 5000シリーズは、その高い性能に見合う価格設定がされていますが、昨今の円安傾向が国内販売価格に大きく影響しています。
各モデルのメーカー希望小売価格(MSRP)と、それを基にした日本国内での想定価格は以下のようになると考えられます。
モデル名 | MSRP(米ドル) | 国内想定価格(税込) |
RTX 5090 | $1,999 | 約450,000円~ |
RTX 5080 | $999 | 約200,000円~ |
RTX 5070 Ti | $749 | 約150,000円~ |
RTX 5070 | $549 | 約110,000円~ |
表を見て分かる通り、最も手頃なRTX 5070でさえ10万円を超える価格帯からのスタートとなります。
最上位のRTX 5090に至っては、一台のPCが組めてしまうほどの価格です。
このため、RTX 5000シリーズ搭載のゲーミングPCは、全体的に高価格帯に位置づけられることになります。
ただ、RTX 4000シリーズと比較して一部モデルではMSRPが引き下げられており、為替レートが落ち着けば、将来的にはもう少し手に入れやすい価格になる可能性も残されています。
とはいえ、現時点では高い買い物になることを覚悟する必要があるでしょう。
RTX4000番台との性能比較

RTX 5000シリーズがRTX 4000シリーズからどれほど性能向上を果たしたのかは、買い替えを検討する上で最も重要な判断材料の一つになります。
純粋な計算能力を示すCUDAコア数だけを見ると、RTX 5090以外のモデルでは前世代からの伸び率が約4%から17%程度と、やや控えめな印象を受けるかもしれません。
しかし、性能向上はコア数だけで決まるものではありません。
RTX 5000シリーズの大きな特徴は、主に2つの技術革新にあります。
VRAM規格の進化:GDDR7の採用
一つは、全モデルでビデオメモリの規格が「GDDR7」に更新された点です。
これにより、データの転送速度を示すメモリ帯域幅が従来モデル(GDDR6X)と比較して約30%以上も向上しました。
この進化は、特に高解像度でのゲーミングや、大量のデータを扱うAI処理、VRChatのようなVRAMを多用するアプリケーションで大きな効果を発揮します。
単純なスペックの数値以上に、体感性能が向上する場面が多くなると期待できます。
AI処理能力の強化:DLSS 4と新機能
そしてもう一つは、AIを活用した描画技術「DLSS」がバージョン4に進化し、新たに「マルチフレーム生成」機能が追加された点です。
これはRTX 5000シリーズ限定の機能で、AIが中間フレームを複数枚生成することにより、フレームレートを飛躍的に向上させます。
ただし、この恩恵を最大限に受けるには、ゲーム側がDLSS 4に対応している必要があります。
以上の点を踏まえると、RTX 5000シリーズは、単純な基礎体力だけでなく、新しい技術によって性能を大きく底上げする世代と言えます。
4Kなどの高解像度環境でプレイしたいユーザーや、最新技術の恩恵を受けたいユーザーにとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。
コスパ最強モデルは登場するのか

ゲーミングPCを選ぶ際、多くの人が「コストパフォーマンス」を重視します。
RTX 5000シリーズにおいて、果たして「コスパ最強」と言えるモデルは存在するのでしょうか。
まず、NVIDIAはRTX 4080の価格設定が市場で不評だったことを受け、後継のRTX 5080ではMSRPを1199ドルから999ドルへと引き下げました。
同様に、RTX 5070 TiやRTX 5070も前世代よりMSRPが引き下げられており、ドル建てで見ればコストパフォーマンスは改善されています。
ただ、前述の通り、日本国内では円安がこの値下げ効果を大きく打ち消してしまっているのが現状です。
そのため、発売当初の国内価格で「コスパ最強」と断言するのは難しいかもしれません。
むしろ、本当の意味でのコストパフォーマンスを追求するのであれば、いくつかの選択肢が考えられます。
一つは、最も安価な「RTX 5060」シリーズの登場を待つことです。
このクラスのモデルは、価格と性能のバランスが最も良くなる傾向にあり、多くのユーザーにとって十分な性能を提供してくれるはずです。
もう一つの選択肢は、RTX 5000シリーズの登場によって価格が下がる可能性のある「RTX 4000シリーズ」の型落ちモデルを狙うことです。
特にRTX 4070 SUPERやRTX 4060 Tiなどは、在庫処分などでセール対象になれば、非常にお買い得になる可能性があります。
したがって、発売直後の5000シリーズに固執せず、市場全体の動きを見ながら、自分の予算と求める性能に最も合った選択をすることが、結果的にコストパフォーマンスの高い買い物に繋がると言えます。
ゲーミングPCは何年くらい持つ?

高価な買い物であるゲーミングPCが、一度購入したらいったい何年くらい快適に使えるのかは、誰しもが気になるところです。
この「寿命」は、選ぶモデルのスペックや使用用途、そしてどこまで快適さを求めるかによって大きく変わってきます。
一般的に、ゲーミングPCの寿命は「3年〜5年」が一つの目安とされています。
スペックと寿命の関係
例えば、RTX 5080や5090といったハイエンドモデルを購入した場合、5年以上先でも多くのゲームを快適にプレイできる可能性が高いです。
一方で、RTX 5060のようなミドルレンジモデルの場合、購入から2〜3年も経つと、最新の高負荷なゲームを最高設定で遊ぶのは難しくなってくるかもしれません。
もちろん、画質設定を調整すれば、さらに長くプレイし続けることは可能です。
グラボ以外のパーツも重要
PCの寿命はグラフィックボードだけで決まるわけではありません。
CPUの性能が不足すれば、いくら高性能なグラボを積んでもその能力を最大限に引き出せません(これをボトルネックと呼びます)。
同様に、メモリ容量やストレージの速度もPC全体の快適さに影響します。
購入時には、グラボだけでなく、PC全体のパーツバランスが取れているかを確認することが大切です。
長く使うためのポイント
PCを長く快適に使い続けるためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。
PC内部のホコリを掃除して冷却性能を維持したり、OSやドライバを最新の状態に保ったりすることで、パフォーマンスの低下を防ぐことができます。
これらのことから、ゲーミングPCの寿命は一概には言えませんが、購入時のスペック選びと、その後のメンテナンス次第で大きく変わるということを理解しておきましょう。
おすすめのゲーミングPCの5000番台と選び方
- デスクトップのおすすめBTOメーカー
- デスクトップのゲーミングPCで安いモデル
- 人気のガレリアゲーミングPC
- ドスパラPCだけはやめとけは本当?
- BTOパソコンと自作はどっちがいい?
- ゲーミングPCの5000番台の買い時まとめ
デスクトップのおすすめBTOメーカー

RTX 5000シリーズを搭載したゲーミングPCを購入しようと決めた際、次に考えるのは「どこのメーカーで買うか」ということです。
現在、市場には多くのBTO(Build to Order)メーカーが存在し、それぞれに特徴があります。
ここでは、主要なおすすめBTOメーカーをいくつか紹介します。
マウスコンピューターの「G-Tune」は、品質の高さと手厚いサポート体制で知られています。
24時間365日の電話サポートや、全国各地にある店舗での修理受付など、PC初心者でも安心して購入できる体制が整っているのが大きな魅力です。
ラインナップも豊富で、最新パーツを搭載した高性能モデルをいち早く展開する傾向があります。
次に、ドスパラの「GALLERIA(ガレリア)」は、BTOパソコン市場で非常に高い人気を誇るブランドです。
特徴的なデザインのPCケースは冷却性能にも優れており、モデルのラインナップが非常に幅広いのが特徴です。
短納期での出荷にも定評があり、「欲しい」と思ったときにすぐ手に入れやすい点も支持されています。
そして、パソコン工房の「LEVEL∞(レベルインフィニティ)」は、コストパフォーマンスに優れたモデルを多く揃えていることで人気です。
プロゲーミングチームとのコラボモデルなども展開しており、特定のゲームに最適化されたPCを探している方にもおすすめです。
これらのメーカーは、いずれも長年の実績があり、信頼性が高いと言えます。
各社のウェブサイトでモデル構成や価格を比較し、保証内容やサポート体制なども含めて、ご自身のニーズに最も合ったメーカーを選ぶのが良いでしょう。
デスクトップのゲーミングPCで安いモデル

RTX 5000シリーズは全体的に高価ですが、その中でもできるだけ価格を抑えたいと考えるのは自然なことです。
ゲーミングPCのデスクトップで安いモデルを探す場合、いくつかのポイントがあります。
最も直接的な方法は、RTX 5000シリーズの中で最もエントリークラスに位置づけられる「RTX 5060」搭載モデルを選ぶことです。
このクラスは、フルHD解像度でのゲーミングを主目的とするユーザーにとって、価格と性能のバランスが最も良い選択肢となります。
RTX 5060搭載モデルは2025年3月末頃の登場が予想されており、BTOメーカー各社からも10万円台半ばからのモデルが登場する可能性が高いです。
ドスパラの「Magnate(マグネイト)」シリーズのように、各BTOメーカーにはエントリー向けのブランドが存在します。
これらは、ゲーミング用途に特化したGALLERIAなどと比べて、よりシンプルな構成で価格を抑えていることが多いです。
光るパーツや派手なケースは不要で、純粋にゲームができれば良いという方には、こうしたシリーズも選択肢に入ります。
また、少し視点を変えて、RTX 5000シリーズの登場によって値下がりが期待される「RTX 4000シリーズ」の在庫処分品やセール品を狙うのも賢い方法です。
特に「RTX 4060」や「RTX 4060 Ti」を搭載したモデルであれば、多くのゲームを快適にプレイでき、かつ価格もかなり抑えられる可能性があります。
ただし、安さだけを追求すると、CPUやメモリ、電源といった他のパーツの品質が低い場合があります。
PC全体のバランスをよく確認し、後で後悔しないような選択をすることが大切です。
人気のガレリアゲーミングPC

BTOパソコンの中でも特に高い知名度と人気を誇るのが、ドスパラが展開する「GALLERIA(ガレリア)」ブランドです。
なぜこれほどまでに多くのユーザーから支持されているのでしょうか。
その理由は、まず第一に、初心者からヘビーゲーマーまで、あらゆる層のニーズに応える圧倒的なラインナップの豊富さにあります。
最新のRTX 5090を搭載した最高峰モデルから、コストを抑えたRTX 5060搭載のエントリーモデルまで、予算や目的に合わせて最適な一台を見つけやすいのが特徴です。
また、GALLERIA専用に設計されたPCケースも人気の要因の一つです。
優れた冷却性能とメンテナンス性を両立させたデザインは、長時間のゲームプレイでもPCのパフォーマンスを安定させます。
前面のLEDライティングなど、見た目の格好良さも所有欲を満たしてくれます。
さらに、注文から手元に届くまでのスピード感も魅力です。
多くのモデルで「翌日出荷」に対応しており、急いでPCが必要になった場合でも頼りになります。
購入後のカスタマイズの自由度も高く、メモリの増設やストレージの追加など、自分の使い方に合わせて柔軟に構成を変更できる点も評価されています。
これらの理由から、GALLERIAはゲーミングPC選びで迷った際に、まず候補に入れるべき信頼性の高いブランドと言えます。
豊富なモデルの中から、自分だけの一台を探す楽しみも味わえるでしょう。
ドスパラPCだけはやめとけは本当?

インターネットでBTOパソコンの情報を探していると、「ドスパラpcだけはやめとけ」といった少し過激な意見を目にすることがあります。
こうした評判を目にすると、購入をためらってしまう方もいるかもしれません。
この評判は果たして本当なのでしょうか。
この種の評判が生まれる背景には、いくつかの理由が考えられます。
ドスパラはBTOメーカーの中でも特に販売台数が多いため、母数が大きい分、どうしても不具合報告やサポート対応への不満といったネガティブな声が目立ちやすくなる傾向があります。
過去には、特定のモデルで使用されていたパーツに問題があったケースも確かに存在しました。
しかし、これを以て「ドスパラのPC全てが悪い」と結論づけるのは早計です。
一方で、ドスパラには他社にはない明確なメリットも多数存在します。
前述の通り、GALLERIAブランドの豊富なラインナップや、注文からすぐ届く短納期、全国に店舗があり実機を確認したりサポートを受けたりできる利便性は、多くのユーザーにとって大きな魅力です。
言ってしまえば、どのBTOメーカーにもメリットとデメリットは存在します。
大切なのは、ネガティブな評判だけを鵜呑みにするのではなく、その背景を理解し、提供されているサービスや製品のメリットと比較検討することです。
実際に購入したユーザーのレビューを多角的に参考にし、自分の価値観やニーズに合っているかどうかを冷静に判断することが、後悔しないPC選びの鍵となります。
BTOパソコンと自作はどっちがいい?

ゲーミングPCを手に入れる方法として、メーカーが組み立てた完成品を購入する「BTO」と、自分でパーツを集めて組み立てる「自作」の二つの選択肢があります。
どちらが良いかは、その人の知識レベルやPCに何を求めるかによって異なります。
BTOパソコンのメリット・デメリット
BTOパソコンの最大のメリットは、何と言っても「手軽さ」です。
パーツの相性問題を心配する必要がなく、注文すればプロが組み立てたPCが手元に届きます。
動作保証もついており、万が一トラブルが発生した際もメーカーのサポートを受けられるため、PC初心者の方でも安心です。
一方、デメリットとしては、自作に比べて価格が割高になる傾向があることや、選べるパーツの種類に制限がある点が挙げられます。
メーカー独自のパーツが使われている場合、後々のアップグレードがしにくいこともあります。
自作PCのメリット・デメリット
自作PCの魅力は、その「自由度の高さ」と「コストパフォーマンス」にあります。
ケースやマザーボード、冷却ファンに至るまで、全てのパーツを自分の好みで選べます。
同じ性能のPCを組む場合、BTOよりも安く抑えられることが多く、PCの構造に関する知識も深まります。
しかし、自作には相応の知識と手間が必要です。
パーツ選びから組み立て、OSのインストールまで全て自分で行う必要があり、トラブルが発生した際も自己責任で解決しなければなりません。
これらの理由から、PCの知識に自信がなく、手軽さと安心感を重視するならBTOパソコンがおすすめです。
逆に、コストを抑えつつ自分だけの特別な一台を組みたい、あるいは組み立てる過程そのものを楽しみたいという上級者の方には自作が向いていると言えるでしょう。