Dell ラティチュード5300を徹底レビュー!仕様から購入まで

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ビジネスシーンで高い信頼性と耐久性を誇るDELLのノートパソコン、Dell ラティチュード5300について、購入を検討している法人担当者や個人のビジネスユーザーが知りたい情報を、細部にわたって網羅的に解説します。

この記事では、基本的な仕様やディスプレイが何インチか、日々の持ち運びに関わる重さといった物理的な特徴から、Dell latitude 5300 i7搭載モデルやCore i5-8365u搭載モデルの具体的なパフォーマンスレビュー、そして現代のワークスタイルに欠かせないtype-c 充電の可否まで、深く掘り下げていきます。

さらに、長期利用を見据えた際のメモリ増設やバッテリー交換は可能なのか、このLatitude 5300の年式はいつで正式な発売日はいつだったのか、といった購入前の疑問にも明確に回答します。

そして最後に、多くの方が気にしている「DellのLatitudeは廃止されるのか?」という、ブランドの将来性に関する最新情報もお届けします。

記事のポイント
  • Latitude 5300の基本スペックと性能の詳細な分析
  • ビジネスを加速させる携帯性・デザイン・実用的な使い勝手
  • 長期利用を支えるメモリ増設やバッテリー交換といった拡張性
  • Latitudeシリーズの現状と将来性に関する権威ある情報

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Dell ラティチュード5300の基本仕様を解説

  • Latitude 5300の発売日はいつ?
  • Latitude 5300の年式は?
  • ディスプレイのサイズは何インチか
  • 気になる本体の重さをチェック
  • 搭載されている詳細な仕様一覧
  • Type-C充電の利便性について

Latitude 5300の発売日はいつ?

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Dell Latitude 5300の日本国内における正式な発売日は2019年4月30日です。

この時期は、モバイルコンピューティングの世界で薄型・軽量化と高性能化が同時に進んでいた時代であり、Latitude 5300もそのトレンドを反映したビジネス向けモデルとして市場に投入されました。

携帯性と日々の業務を快適にこなせるパフォーマンスの絶妙なバランスが評価され、法人向けPCとして広く導入が進みました。

発売から時間が経過した現在でも、その完成度の高さから中古PC市場において根強い人気を保っており、コストパフォーマンスに優れた選択肢として注目されています。

法人向けモデルのライフサイクル

一般的に、Latitudeシリーズのような法人向けモデルは、個人向けモデルに比べて製品ライフサイクルが長く設定される傾向にあります。

これは、企業が一度に大量導入したPCの構成を標準化し、長期間にわたって安定した運用や保守、部品供給を求めるためです。

Latitude 5300も、そうした企業の厳しい要求に応えるべく、高い信頼性と長期的なサポートを前提に設計されました。

Latitude 5300の年式は?

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前述の通り、発売日が2019年4月であるため、Latitude 5300は2019年モデルとして位置づけられます。

このモデルイヤーの大きな特徴は、CPUとしてインテルの第8世代Coreプロセッサ(開発コードネーム:Whiskey Lake)を搭載している点です。

このCPUは、前世代と比較してコア数の増加やクロック周波数の向上が図られており、当時のビジネスノートPCとしては非常に高い処理性能と電力効率を実現していました。

中古で購入を検討する際には、この「2019年モデル」という点を念頭に置くことが重要です。

発売から数年が経過しているため、OSのサポート状況(Windows 11へ対応可能かなど)、ドライバの提供状況、そして特に消耗品であるバッテリーのコンディションを重点的に確認することをおすすめします。

ディスプレイのサイズは何インチか

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Dell Latitude 5300が搭載しているディスプレイのサイズは、モバイルワークに最適な13.3インチです。

この画面サイズは、ExcelやWordでの資料作成、Web会議、ブラウジングといった様々な業務で十分な作業領域を確保しつつ、本体のコンパクトさを両立できるため、多くのビジネスユーザーから支持されています。

特筆すべきは、液晶の外枠(ベゼル)が非常に狭いスリムベゼルデザインを採用している点です。

これにより、画面への没入感が高まるだけでなく、本体の横幅を従来機よりも削減することに成功しました。

結果として、12インチクラスのノートPCに近い感覚で持ち運ぶことができ、機動性を大きく向上させています。

ディスプレイの選択肢とパネル方式の重要性

Latitude 5300は、用途や予算に応じて複数のディスプレイ仕様を選択できました。

  • HD (1366 x 768) 非光沢: 最も基本的な構成。消費電力が少なくバッテリー駆動時間に有利ですが、表示領域は狭めです。

  • Full HD (1920 x 1080) 非光沢 WVA: 高精細で表示領域が広く、複数のウィンドウを並べての作業効率が格段に向上します。WVA (Wide Viewing Angle) はIPSパネルに準ずる広視野角技術で、色再現性にも優れています。

  • Full HD (1920 x 1080) 非光沢 タッチ対応: 直感的な操作が可能で、タブレットライクな使い方にも対応します。

データベースのレビュー情報にもある通り、最も安価なHD解像度のモデルでは、視野角が狭いTN方式の液晶パネルが採用されている可能性があります。

TNパネルは正面から見る分には問題ありませんが、少し角度がつくと色が変わって見えやすいため、複数人で画面を共有するような使い方には不向きです。

色の正確性や見やすさを重視する場合は、FHD解像度のWVAパネル搭載モデルを強くおすすめします。

気になる本体の重さをチェック

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PCを日常的に持ち運ぶユーザーにとって、本体の重量は生産性に直結する重要な要素です。

Dell Latitude 5300の最小重量は、公式仕様で約1.24kgと発表されています。

これは13.3インチクラスのビジネスノートPCとして非常に軽量な部類に入り、実測値でも1.245kgと、ほぼ仕様通りの軽さが確認されています。

この重さは、約1.5リットルのペットボトル飲料よりも軽く、日々の通勤や出張、社内移動などで大きな負担になることはありません。

筐体素材には、軽量でありながら堅牢性も確保できるポリカーボネートなどが使用されており、デザインの薄さと相まって、ビジネスバッグへの収納も極めてスムーズです。

実際に手に持ってみると、その堅牢性の高さに驚かされます。

片手で持っても筐体がたわむような感覚はほとんどありません。

付属の65W ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量が約287gなので、すべてを持ち運ぶ際の総重量は約1.53kgです。

この軽さであれば、場所に縛られない柔軟な働き方を力強くサポートしてくれます。

搭載されている詳細な仕様一覧

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Dell Latitude 5300は、企業の多様なニーズに応えるため、購入時に非常に幅広いカスタマイズが可能でした。

ここでは、中古品を選定する際に役立つ、より詳細な仕様の選択肢を表にまとめました。

項目仕様の選択肢
CPU第8世代 Intel Core i3-8145U / i5-8265U / i5-8365U (vPro) / i7-8665U (vPro)
メモリ4GB / 8GB / 16GB / 32GB (DDR4 非-ECC, 2スロット)
ストレージM.2 PCIe NVMe SSD (128GB / 256GB / 512GB / 1TB), 自己暗号化(Opal 2.0)対応ドライブも選択可
ディスプレイ13.3インチ 非光沢 HD (1366×768) / FHD (1920×1080) / FHDタッチ対応
グラフィックスインテル UHD グラフィックス 620 (CPUに内蔵)
ポート類USB Type-C 3.1 Gen2 (電源供給/DisplayPort対応), USB 3.1 Gen1 x2 (1つはPowerShare対応), HDMI 1.4, RJ45 (有線LAN), microSDカードリーダー, ヘッドセットジャック
ワイヤレスWi-Fi 5 (802.11ac) / Wi-Fi 6 (802.11ax) オプション, Bluetooth 5.0, WWAN(LTE) オプション
セキュリティタッチ式指紋認証リーダー(電源ボタン一体型) オプション, スマートカードリーダー オプション, Wedgeロックロット
WebカメラHDカメラ (プライバシーシャッター付き), IRカメラ(顔認証対応) オプション
バッテリー3セル 42Whr または 4セル 60Whr (ExpressCharge対応)
寸法 (幅x奥行x高さ)305.7mm x 207.5mm x 16.9mm (タッチ非対応モデル)
最小重量約1.24kg

Type-C充電の利便性について

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Dell Latitude 5300は、現代のモバイルPCの標準機能とも言えるUSB Type-Cポートからの充電、すなわちUSB Power Delivery (USB PD) に完全対応しています。

本体左側面に搭載されたUSB Type-C 3.1 Gen2ポートは、最大10Gbpsの高速データ転送、DisplayPort規格による映像出力、そしてPC本体への給電という3つの重要な役割を1つのポートでこなします。

この機能により、付属の専用ACアダプタだけでなく、サードパーティ製の汎用USB PD充電器や、対応するモバイルバッテリー、ドッキングステーションなど、多様な電源からの充電が可能となります。

例えば、外出先でスマートフォンの充電器がUSB PDに対応していれば、それをラップトップの充電にも流用できるため、持ち運ぶアダプタの数を劇的に減らすことができます。

USB PD充電器を選ぶ際の重要な注意点

Latitude 5300に標準で付属するACアダプタは65Wタイプが基本です。

PCの全機能を安定して使用しながら確実に充電を行うためには、市販のUSB PD充電器を選ぶ際も最低でも65W以上の出力を持つ製品を選ぶことが極めて重要です。

USB-IF(USB Implementers Forum)の認証を受けた信頼性の高い製品を選ぶことで、過電圧や発熱といったリスクを避けることができます。(参考:USB Implementers Forum公式サイト

出力が45Wなどの低い充電器でも充電自体は可能な場合がありますが、CPUに高い負荷がかかる作業中はバッテリーが消費していく「逆充電」状態になる可能性があるため、メインの充電器として使用するのは避けるべきです。

Dell ラティチュード5300の性能と将来性

  • Dell latitude 5300 i7搭載モデル
  • Core i5-8365uのパフォーマンス
  • メモリ増設やバッテリー交換は可能か
  • DellのLatitudeは廃止されるのか?
  • Dell ラティチュード5300のレビュー総括

Dell latitude 5300 i7搭載モデル

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Latitude 5300の性能を最大限に引き出す構成が、最上位CPUである第8世代インテル Core i7-8665U プロセッサーを搭載したモデルです。

このCPUは、4つの物理コアとハイパースレッディング・テクノロジーによる8つの論理スレッドを備え、ベースクロック1.9GHzから、負荷に応じて最大4.8GHzまで自動的にクロックアップするターボ・ブースト機能を持ちます。

この高い処理能力は、複数の仮想マシンを同時に実行するソフトウェア開発者、巨大なデータセットを扱うデータアナリスト、あるいは高解像度の画像編集や簡単な動画の書き出しを行うクリエイティブな業務において、作業時間を大幅に短縮する効果をもたらします。

一般的なオフィスワークでは余裕がありすぎるかもしれませんが、5年以上といった長期にわたって第一線で使い続けることを見越した場合、将来のソフトウェアの要求スペック向上にも耐えうる、非常に賢明な投資と言えるでしょう。

Core i5-8365uのパフォーマンス

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Latitude 5300のCPU選択肢の中で、多くのビジネスユーザーにとって最も現実的でバランスの取れた選択肢がCore i5-8365Uです。

このCPUもCore i7と同じく4コア8スレッドで動作するため、基本的なマルチタスク性能ではi7に大きく劣ることはありません。

このCPUの最大の強みは、インテルのvProプラットフォームに対応している点です。

vProは、ハードウェアレベルでのセキュリティ強化機能や、PCがシャットダウンしていてもIT管理者が遠隔でパッチ適用やメンテナンスを行える高度な管理機能を提供します。(出典:インテル vPro プラットフォームの概要

これにより、特にセキュリティと管理効率を重視する大企業環境において、絶大なメリットを発揮します。

データベース内のレビュー機(Core i5-8265U)のCINEBENCH R15スコアが「476cb」であったことを踏まえると、それより若干高性能なi5-8365Uは、Web会議をしながら複数の資料を開き、バックグラウンドでファイルをダウンロードするといった、現代のビジネスシーンで頻繁に発生する高負荷な状況でも、動作が遅延することなく、常に安定したパフォーマンスを提供します。

メモリ増設やバッテリー交換は可能か

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PCを長く快適に使い続けるためには、メンテナンス性や拡張性が重要になります。

Dell Latitude 5300のメモリとバッテリーに関する拡張性について、詳しく見ていきましょう。

メモリ増設

結論から言うと、メモリの増設は可能であり、比較的容易に行えます。

Latitude 5300のマザーボードにはメモリスロットが2基搭載されており、公式には最大で32GB(16GBモジュール x2)までの増設に対応しています。

例えば、購入時の構成が8GB(8GB x1)だった場合、空いているスロットにもう一枚8GBメモリを増設して合計16GBにすることで、デュアルチャネル動作によるパフォーマンス向上も期待できます。

ただし、メモリスロットにアクセスするためには、本体底面のカバー全体を固定している複数のネジを外し、カバーを取り外す必要があります。

PCの分解に慣れていない方にとっては少しハードルが高い作業かもしれません。

作業を行う際は、静電気対策を十分に行い、あくまで自己責任となることを理解した上で行ってください。

自信がない場合は、専門業者への依頼をおすすめします。

バッテリー交換

バッテリーは筐体のスリム化と軽量化のために完全に内部に収められており、旧来のノートPCのようにユーザーがワンタッチで簡単に交換できる設計にはなっていません。

バッテリーを交換するためには、メモリ増設と同様に底面カバーを外し、バッテリーを固定しているネジとマザーボードに接続されているコネクタを取り外すという、一段階高度な分解作業が必要となります。

経年劣化によってバッテリーの駆動時間が著しく短くなった場合は、無理に自分で交換しようとせず、Dellの公式サポートや信頼できるPC修理業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。

特にリチウムイオンバッテリーは取り扱いを誤ると発火などの危険があるため、細心の注意が求められます。

DellのLatitudeは廃止されるのか?

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「Latitude」は、30年近くにわたりDELLの法人向けノートPCの代名詞として、その信頼性を築き上げてきた歴史あるブランドです。

しかし、近年の市場動向とブランド戦略の見直しに伴い、その位置づけに大きな変化がありました。

結論として、「Latitude」というブランド名は段階的にその役割を終え、新しいブランド名へと統合される方針です。

この情報は、海外の主要なITニュースメディアであるThe Vergeが2025年1月に報じたことにより明らかになりました。

DELLは法人向けPCのラインナップをよりシンプルで分かりやすく再編するため、今後は「Dell Pro」という新しい統一ブランドの下で製品を展開していく予定です。(出典: The Verge “Dell is killing off its Latitude and OptiPlex brands for something simpler

これはあくまでブランド戦略の変更であり、DELLが法人向けPC事業から撤退することを意味するものでは全くありません。

むしろ、これまでLatitudeシリーズが培ってきた品質、信頼性、セキュリティといった強固な基盤は、新しい「Dell Pro」シリーズがそのまま継承していくことになります。

したがって、既存のLatitude 5300ユーザーに対するサポートが終了するわけではなく、安心して使い続けることができます。

Dell ラティチュード5300のレビュー総括

  • 発売日は2019年4月30日で、第8世代Intel Coreプロセッサを搭載した2019年モデル
  • 携帯性と視認性のバランスに優れた13.3インチディスプレイを搭載
  • 狭額縁の「スリムベゼル」採用により、本体サイズは非常にコンパクト
  • 最小重量は約1.24kgと軽量で、日々の持ち運びに適している
  • CPUはCore i3から、vPro対応のCore i5/i7まで幅広く選択可能であった
  • ストレージは高速なM.2 NVMe SSDを標準搭載し、キビキビとした動作を実現
  • メモリスロットは2基あり、ユーザーによる増設で最大32GBまで拡張可能
  • バッテリーは内蔵型で、ユーザーによる簡単な交換は想定されていない
  • USB Type-CポートはUSB PDによる充電とDisplayPortによる映像出力に両対応
  • キーボードは独立したクリックボタンを持つタッチパッドを備え、高い操作性を持つ
  • 物理的にレンズを塞げるWebカメラのプライバシーシャッターを標準で搭載
  • 一般的なビジネスアプリケーションの利用において、十分以上のパフォーマンスを発揮
  • ディスプレイの選択肢によっては視野角の狭いTNパネルの可能性がある点に注意
  • 歴史ある「Latitude」ブランドは、2025年以降「Dell Pro」ブランドに統合される
  • ビジネスシーンでの長期利用を前提とした高い堅牢性と信頼性を備えている
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